[日々の学び]介護離職が100歳時代に向けた社会の変化をもたらすか(ライフ・シフト講演会より)

ライフ・シフトの著者であるリンダ・グラットン先生の講演会のパネルセッションでの話です。リンダ・グラットン先生の言葉ではなく、大阪大学大学院経済学研究科の安田洋祐先生のコメントをとりあげます。

それは、なかなか変わっていかない日本社会のかわる兆しとして、介護離職の問題を取り上げています。介護離職をもとに、大きく社会が変わる可能性があるということです。

これは、おもしろい論点です。今まで、普通に働いてきた人がいきなり親の介護を見なくてはいけなくなります。これまで、自分の死や老後をあまり自分ごととして考えてこなかった人も、親の介護を通じて、それが現実化します。

ちなみに、介護といえば、ヘルプマンという漫画を読むとリアルなことがわかるのでオススメです。

現在年間約10万人の人が介護や看護を理由に離職しています。結構な人数となっています。多いのが、45~60歳ぐらいの世代です。このぐらいの世代は、定年前で重要なポストについている人も少なくありません。そのような人がある日突然介護を理由に会社を辞められてしまうと会社にとっても大きな損失となります。よって、介護離職は本人にとっても、会社にとっても重要な問題です。

ただ、個人の観点をみると、一度キャリアを見つめ直す時期になります。東京のような都会でハードに働いていた人が地元に帰って、職を見つけるということもあります。

また、定年後の人生を見つめて、もっと生涯現役で働き続けていった方がよいのではないかと思う人もいるかもしれません。確かに、社会を変えるトリガーとして機能する可能性は十分あると思います。

 

 

タイトル:LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
著者:リンダ・グラットン, アンドリュー・スコット, 池村 千秋
出版社: 東洋経済新報社
(2016/10/21)

目次
序章 100年ライフ
第1章 長い生涯―長寿という贈り物
第2章 過去の資金計画―教育・仕事・引退モデルの崩壊
第3章 雇用の未来―機械化・AI後の働き方
第4章 見えない「資産」―お金に換算できないもの
第5章 新しいシナリオ―可能性を広げる
第6章 新しいステージ―選択肢の多様化
第7章 新しいお金の考え方―必要な資金をどう得るか
第8章 新しい時間の使い方―自分のリ・クリエーションへ
第9章 未来の人間関係―私生活はこう変わる
終章 変革への課題

著者紹介
グラットン,リンダ[グラットン,リンダ] [Gratton,Lynda]
ロンドン・ビジネススクール教授。人材論、組織論の世界的権威。リバプール大学にて心理学の博士号を取得。ブリティッシュ・エアウェイズのチーフ・サイコロジスト、PAコンサルティンググループのダイレクターなどを経て現職。組織のイノベーションを促進する「Hot Spots Movement」の創始者であり、85を超える企業と500人のエグゼクティブが参加する「働き方の未来コンソーシアム」を率いる

スコット,アンドリュー[スコット,アンドリュー] [Scott,Andrew]
ロンドン・ビジネススクール経済学教授、前副学長。オックスフォード大学を構成するオール・ソウルズカレッジのフェローであり、かつ欧州の主要な研究機関であるCEPR(Centre for Economic Policy Research)のフェローも務める。2005年より、モーリシャス大統領の経済アドバイザー。財務政策、債務マネジメント、金融政策、資産市場とリスクシェアリング、開放経済、動学モデルなど、マクロ経済に主要な関心を持つ


[日々の学び]ライフ・シフトで学ぶ100歳時代に重要な無形資産とは?

以前に参加したライフ・シフトのリンダ・グラットン先生の講演での話をしたいと思います。下記は当日の写真。

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リンダ・グラットン先生は著書であるライフシフトでも、講演会でもintangible asset(無形資産)の重要性を述べています。それは、スキルであったり、人的ネットワークであったり、健康であったりいろいろあります。

特に、無形資産の人的ネットワークの重要性は高いです。このアセット管理は100歳時代ではとても重要であります。

日本だけのことだと思っていたが、講演会だとイギリスも同じこととして、60歳ぐらいの男性の人的ネットワークの無形資産について、非常に狭い範囲だということです。すなわち、ずっと仕事ばかりで、その仕事の人的ネットワークだけを形成しているということです。

仕事のネットワークも、フリーにいろいろな組織やいろいろな人と仕事をしていれば、そのアセットでその後も生きていけるかもしれません。しかしながら、多くの人は数少ない会社に勤め、その中の狭い人的ネットワークしか形成していない人が多いです。そうすると、定年を迎えると、その人的ネットワークを維持していくことが難しくなります。

今後としては、幅広い人的ネットワークの無形資産を築いていくことが重要となります。できれば、同じ世代だけでなく、もっと若い世代とのネットワークの構築も100歳時代には必要となることです。それは心理的には簡単ではないですが、チャレンジしていかないといけないことだと思います。

 

タイトル:LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
著者:リンダ・グラットン, アンドリュー・スコット, 池村 千秋
出版社: 東洋経済新報社
(2016/10/21)

目次
序章 100年ライフ
第1章 長い生涯―長寿という贈り物
第2章 過去の資金計画―教育・仕事・引退モデルの崩壊
第3章 雇用の未来―機械化・AI後の働き方
第4章 見えない「資産」―お金に換算できないもの
第5章 新しいシナリオ―可能性を広げる
第6章 新しいステージ―選択肢の多様化
第7章 新しいお金の考え方―必要な資金をどう得るか
第8章 新しい時間の使い方―自分のリ・クリエーションへ
第9章 未来の人間関係―私生活はこう変わる
終章 変革への課題

著者紹介
グラットン,リンダ[グラットン,リンダ] [Gratton,Lynda]
ロンドン・ビジネススクール教授。人材論、組織論の世界的権威。リバプール大学にて心理学の博士号を取得。ブリティッシュ・エアウェイズのチーフ・サイコロジスト、PAコンサルティンググループのダイレクターなどを経て現職。組織のイノベーションを促進する「Hot Spots Movement」の創始者であり、85を超える企業と500人のエグゼクティブが参加する「働き方の未来コンソーシアム」を率いる

スコット,アンドリュー[スコット,アンドリュー] [Scott,Andrew]
ロンドン・ビジネススクール経済学教授、前副学長。オックスフォード大学を構成するオール・ソウルズカレッジのフェローであり、かつ欧州の主要な研究機関であるCEPR(Centre for Economic Policy Research)のフェローも務める。2005年より、モーリシャス大統領の経済アドバイザー。財務政策、債務マネジメント、金融政策、資産市場とリスクシェアリング、開放経済、動学モデルなど、マクロ経済に主要な関心を持つ

 


[健康ニュース]DeNAのWELQの医療デマにみる匿名健康情報発信の難しさと企業倫理

[対象読者]ヘルスケア系の情報サイトに興味がある人

The Huffington Postに「DeNA、健康・美容サイト「WELQ」運営見直し 内容に「医療デマ」と批判相次ぎ」という記事がが出ています。会社側の対応のプレスリリース「【お知らせ】「専門家による記事確認」および「記事内容に関する通報フォームの設置」について」に対する記事です。

WELQは昨年秋にDeNA社が開設したキュレーションサイトです。このサイトでは、特に医療関係者でなくても、匿名の執筆者が健康や美容に関する情報を記載することができます。

匿名なので、医療系とは関係ない人間が間違った情報を発信することができます。そして、googleなどの検索エンジンでその記事が検索結果の上位に出てきたりもします。

そのような環境下では、いろいろな人が広告効果を狙って、サイト解説者が意図しないことを考えます。例えば、自社で売りたいサプリメントなどに誘導するような記事を記載するといったインセンティブが働きます。ある意味、デマ記事が出て来るのは必然の流れです。

匿名の記事ですので、これまでDeNAはその内容に責任を負わないとしています。しかしながら、記事に対する非難があがり、今後は専門家による監修や記事内容のパトロールをはじめるとのことです。

こういった記事では、その記事の内容の信用をどのように担保していくかが課題となります。例えば、記事に対する評価をつけていくのが1つの仕組みです。評価がたくさん集まることで信用を担保します。ただ、記事のようなものは大量にでき、流れていく性格のものなので、必ずしも記事に対しては有効ではないかもしれません。

そこで、医療系では監修のような、医療関係者がみることで信用を担保するという方法があります。今回のDeNAの対策の1つもそれです。ただ、このような記事は大量に日々生産されていくので、どこまでできるかが課題となります。

デマ記事も流れて拡散していくと、真実のように多くの人が認識していきます。デマの間違った認識がそれほど大きな影響を及ぼさないものならばよいですが、医療のような領域は場合によっては、人体や生命に対して、大きな影響を及ぼす可能性があります。医療に関する情報をネットで発信していくことは、かなり企業倫理が求められる分野だということを改めて実感しました。

 


[人工知能本読書感想]テクノロジーによって人の職を失うのか?「人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き」

まだ読んでいる途中ですが、「人間さまお断り」おもしろいですね。このタイトルは、人工知能技術によって、人間さまお断りという意味です。タイトルが奇をてらっているので、SFのような未来物語で、人の仕事が奪われていく話だと思いましたが、著者は人工知能研究、ベンチャービジネス両方に精通していることもあり、深い洞察を感じます。

そこで、今の人工知能やロボットによって、失業者があふれかわるかの議論があります。今回はそれについて考察したいと思います。

テクノロジーによって、職がなくなった経験は、過去にもあります。産業革命によって、機械によって、人間の仕事が奪われました。機織り機職人は、自動織機により、不要になりました。その他にもたくさんの仕事が不要になりました。

今現在はその当時に比べて、失業者にあふれているのでしょうか?実は、その変化はかなり長い期間によって徐々に変化していったため、機織り機職人が自動織機の使い方を覚えたり、また、新しい仕事が新たに生まれてそれについたりと、技術の変化により新しい職が生まれました。

ポイントはどこにあるのでしょうか。それは技術の変化のスピードがそれほど早くないところにあります。技術の変化がゆっくりならば、新しい技術に対応したり、それをもとに新たなる職が生まれて、失業者が増えるどころか、新しい職も生まれてきます。要するに、技術の変化と技術への対応のスピードがどちらが早いかということです。

今後、想定される人工知能やロボットはどうなるのでしょうか。それは、内容によります。例えば、グーグルのような巨大企業が牛耳っている業界が参入するような領域、ネットで完結するようなところは、グーグルの力でいきなり全世界に展開していくる可能性があります。そういった分野では、技術の変化は圧倒的に高いでしょう。

一方で、シェフのロボットによる代替はどうでしょうか。飲食店はとてもたくさんあり、バラエティに富みます。シェフがロボット化される場合は、大型チェーン店は早めに置き換わる可能性がありますが、全世界に広がるのは時間がかかります。そうなると、技術変化のスピードよりも技術への対応のスピードが上回るかもしれません。

技術の浸透度のスピードの観点から、その職の失業の可能性があるかを考えてみるのも面白いですね。

 


人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き
著者:ジェリー・カプラン
出版社: 三省堂
(2016/8/11)

【目次】
はじめに
導入(イントロダクション)――これがあなたの未来です
第1章 コンピュータに釣りを教える
第2章 ロボットに治りかたを教える
第3章 こそ泥ロボット
第4章 神々は怒っている
第5章 おまわりさん、あのロボットが犯人です
第6章 送料無料(フリー・シッピング)の国、アメリカ
第7章 大胆なファラオたちの国、アメリカ
第8章 どんな仕事も自動化できる
第9章 ぴったりの方法がある
導出(アウトロダクション)――これがあなたの子供たちの未来です
謝辞/原注/日本語版解説(松尾豊)

ジェリー・カプラン
Jerry Kaplan
1952年生まれ。ペンシルヴェニア大学でコンピュータ科学の博士号を得たのち、名高いスタンフォードAI研究所に入所。
その後いくつもIT部門の新興企業を興して成功、いまは古巣のスタンフォード大学に戻り、法情報科学センターのコンピュータ学部で人工知能の及ぼす影響と倫理について教えている。
起業家、発明家として知られるだけでなく、著述家としても高い評価を受けている。
著書に『シリコンバレー・アドベンチャー ザ・起業物語』(日経BP社)があるほか、2016年10月にはArtificial Intelligence: What Everyone Needs to Knowを刊行予定。


[日々の学び]ライフ・シフトのリンダ・グラットン先生の講演会で出たスイッチングコストの低下を考える

以前に参加した、ライフ・シフト 100歳時代の人生戦略の著者であるロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン先生の講演会とパネルセッションについて飽きます。

リンダ・グラットン先生から出た話ではなく、パネルセッションで大阪大学大学院経済学研究科准教授で、経済学者である安田洋祐先生から出たスイッチングコストについてです。

この話題について説明する前に、前提となるライフシフトの記載について述べます。ライフシフトでは、100歳時代を生きていく上で、有形資産(お金、不動産など)だけなく、intangible asset(無形資産)を積み上げていくことの大切さをリンダ・グラットン先生は述べています。無形資産とは、スキルや友人や人的ネットワーク、評判、健康、自分に対する理解、多様性があるネットワークなどを指します。

無形資産は定量化することが難しいです。健康はある程度の指標で測定できる部分もあります。しかしながら、友人や自分に対する理解などは、定量化し、見える化することは難しいです。こういった無形資産が将来的な人生の幅を広げていく役割があります。

しかしながら、多くの人が、この幅を広げようとしません。例えば、東京にずっと住んでいる人がいきなり地方へ行って、そこで新しいことをやってやろうという気になるかというとなかなか難しいです。それは居住地を変えるという、スイッチングコストが高いことを意味します。このスイッチングコストを低減できれば、地域を超えて、新しい取り組みをしやすくなります。

このスイッチングコストを低くする政策として、安田先生は、大学での国内留学を提言していました。例えば、東大に入学するが、3ヶ月愛媛大学で授業を受けてみるとかです。高校までは親の庇護のもといる人がいるため難しく、また、就職すると会社によって職場を決められてしまう人も多いので、その間の大学でいろいろな土地に住み、その土地の人々と交流することで、住んでいる土地を変えるスイッチングコストを低くすることができます。

確かに、住む場所のスイッチングコストを下げることは重要だと私も考えています。昔は海外へ行くなんておそろしいことだと真剣に思っていた時期があります。しかし、幾度となく海外に出ると、もう時差の少ないアジアぐらいだったら、気楽に行けてしまう地域という感覚になっています。

自分の中でも、いろいろなスイッチングコストを下げるという視点で活動をしていきたいと思います。

タイトル:LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
著者:リンダ・グラットン, アンドリュー・スコット, 池村 千秋
出版社: 東洋経済新報社
(2016/10/21)

目次
序章 100年ライフ
第1章 長い生涯―長寿という贈り物
第2章 過去の資金計画―教育・仕事・引退モデルの崩壊
第3章 雇用の未来―機械化・AI後の働き方
第4章 見えない「資産」―お金に換算できないもの
第5章 新しいシナリオ―可能性を広げる
第6章 新しいステージ―選択肢の多様化
第7章 新しいお金の考え方―必要な資金をどう得るか
第8章 新しい時間の使い方―自分のリ・クリエーションへ
第9章 未来の人間関係―私生活はこう変わる
終章 変革への課題

著者紹介
グラットン,リンダ[グラットン,リンダ] [Gratton,Lynda]
ロンドン・ビジネススクール教授。人材論、組織論の世界的権威。リバプール大学にて心理学の博士号を取得。ブリティッシュ・エアウェイズのチーフ・サイコロジスト、PAコンサルティンググループのダイレクターなどを経て現職。組織のイノベーションを促進する「Hot Spots Movement」の創始者であり、85を超える企業と500人のエグゼクティブが参加する「働き方の未来コンソーシアム」を率いる

スコット,アンドリュー[スコット,アンドリュー] [Scott,Andrew]
ロンドン・ビジネススクール経済学教授、前副学長。オックスフォード大学を構成するオール・ソウルズカレッジのフェローであり、かつ欧州の主要な研究機関であるCEPR(Centre for Economic Policy Research)のフェローも務める。2005年より、モーリシャス大統領の経済アドバイザー。財務政策、債務マネジメント、金融政策、資産市場とリスクシェアリング、開放経済、動学モデルなど、マクロ経済に主要な関心を持つ

 


[テクノロジー]生涯現役と技術:テクノロジーは我々のロングライフキャリアをどう変えるのか

[対象読者]人工知能やテクノロジーが我々のキャリアにどう影響するか知りたい方

ロングライフキャリアを考える上で、テクノロジーをどう考えるか

テクノロジーといっても幅広い。最近流行りの人工知能、ビッグデータ、ディープラーニングもあるし、医療機器もテクノロジーである。また、介護ロボなどのロボティクス、医療機器もテクノロジーである。その他にも様々なテクノロジーが我々の生活を変える可能性がある。

ロングライフキャリアを考える上でのテクノロジー

生涯現役、ロングライフキャリアを考える上で、なぜテクノロジーを検討することが重要だろうか?
理由は単純で、それは、テクノロジーが我々の未来を変える可能性があるからである。

未来の変え方はざっくり2つある。

  1. 我々がするだろう仕事をテクノロジーが奪う
  2. 我々が年を取った時にテクノロジーがサポートし、より長く働くことができる。

 

我々がするだろう仕事をテクノロジーが奪う

これは人工知能のテクノロジーを中心に最近よく議論されていることである。我々の仕事は将来人工知能などの技術に奪われる可能性がある。特にITと親和性の高い職種はその可能性がある。
2~3年で我々の仕事が人工知能やロボットに奪われることはないだろう。しかしながら、ロングライフキャリアはもっと長いスパンで物事を考える。10年、20年と今の仕事が存在するかは不透明である。そうすると、いずれ、自分の仕事がITに代替されるリスクは十分考えられる。それに対して警戒するに越したことがない。

我々が都市を取ったときにテクノロジーがサポートし、より長く働くことができる

デメリットばかりではない。テクノロジーが我々をもっと長く働くことをサポートしていくれる可能性もある。特に、医療機器では、加齢によって仕事の効率が落ちるところをサポートするかもしれない。ロボティクスが肉体労働を容易にするかもしれない。人工知能やデータベースが我々の記憶力低下をサポートして、仕事をしやすくするかもしれない。

テクノロジーは我々の職を奪うだけでなく、職の機会(オポチュニティ)を広げる期待ももちろんあるのである。


[生涯現役記事]年金開始は70歳以上で十分。高齢者の働く環境を(英雑誌エコノミスト元編集長)

東洋経済オンラインの記事で、英雑誌『エコノミスト』元編集長ビル・エモットの「年金の支給開始年齢は「70歳以上」で十分だ まずは高齢者が働ける環境作りを」の記事を読みました。東洋経済オンラインなので、ライフ・シフトを意識した記事かもしれません。

ビル・エモットさんは、日本に限らず、先進国では、年金開始を70歳以上にすべきだと主張している。ただ、現実的には、まだそうなるには数十年かかるのではとも述べている。

主張はよく言われる通り、年金支給額がどんどん高まっていって、公的歳出のかなりの部分を占めるようになっていくためである。この問題はいつか実行しなければいけない問題で、早ければ早いほど問題の深刻度は高くなくなる。しかしながら、多くの国では、有権者のご機嫌取りで難しいのが現状で、先送りをしている。

確かに、制度自体を70歳以上まで年金をもらえなくすれば、生涯現役で働く道をみんな探し続けるようにならなくてはならない。そうすると、生涯現役で働く世界が実現するだろう。

その制度を変えるには、政治的に変えるしかない。しかしながら、有権者は高齢者の方が強く、さらにその割合は増え続けている。そうなると、高齢者の既得権益を変えるような制度変化は、破綻の寸前まで難しい。

やはり、民間ベース、あるいは、個人ベースで制度設計に期待をせずに、世の中を少しずつでも変える術を考えることが現在求められている。


[職業]長く働ける職である教授の定年

[想定読者]長く働ける職って何があるか知りたい方

教授で長く学生を教えてみませんか?

2016年度のノーベル生理学・医学賞を大隈先生が受賞しました。めでたい。めでたいです。

研究者って生涯現役といかなくても比較的長く仕事をできる職種ではないでしょうか。

大学の教授。なろうと思ってもなかなかなれない職種かもしれません。でも、超有名大学でなければ、なれる道もあるかもしれません。

さて、教授の定年とはどれくらいでしょうか。これは大学によって異なります。

例えば、東京大学などの国立大学は65歳となっていることが多いです。一般企業と変わらない年齢ですね。ただ、60歳を過ぎると退官してしまう人もいます。退官してどこへ行くかというと私立大学に行きます。

私立大学には70歳まで働ける大学もある

慶應大学は65歳です。早稲田大学は70歳。慶應を退官して、早稲田へなんていうケースもあります。

教授になるキャリア

何を目的に教授を続けるのか。学生を教えたい。研究を続けたい。など様々ですが。70歳まで、教授を続けてみる人生も一度は考えてみるのもよいかもしれません。読んだことはないですが、「ビジネスマンが大学教授、客員教授になる方法」もあるようです。


[健康]人間の生きられる寿命の限界はすでに限界を超えているかも?

人間は何歳まで生きれるのだろうか。誰しも一度は疑問に思う内容です。

いままでの一番の長寿でも120歳代です。でも、今後医療がもっと進んでいけば、130歳、140歳と伸びていくのでしょうか。平均寿命は年々伸びてきているのはご存知の通りです。そうなると、不老不死も夢ではない?

そんな我々の淡い期待に対して、衝撃的な英国の有名科学雑誌Natureのオンライン記事が出ています。タイトルは、Evidence for a limit to human lifespanです。人の寿命の限界のエビデンス。

この研究によると、先進国は各国ともに、平均寿命は伸び続けているが、最高年齢は1995年以降はのびるどころか、低下傾向にあると述べています。これは最高年齢だけでなく、2番め、3番目で統計をとっても同様の傾向がみられます。100歳を超えたあたりから、生存率の改善は落ちていく傾向にあります。

この結果を踏まえると、我々は長寿はどこらへんまで人生を考えておくか。120歳。かなり長いですね。


[起業本読書感想]読んで考える時間の大切さを学ぶ「1億円の壁を越えるビジネス思考: 年商1000万円に満たない会社の売上を数年で10億円にまで成長させたノウハウを初公開!」

kindleunlimitedだったこともあり、 船ヶ山哲さんの「1億円の壁を越えるビジネス思考: 年商1000万円に満たない会社の売上を数年で10億円にまで成長させたノウハウを初公開!」を読みました。

タイトルはいかにもキャッチコピーという感じですが、書いてあることは基本的な心構えの内容が多いです。

個人的に印象に残ったのは下記です。

考える時間を持たないと、優先順位が分からなくなりますし、いつの間にか意味もないものに時間を使うようになってしまいます。

本当に重要と思いながらもできない内容です。自分はいろいろ考えている気になっているが、考えていないことが多いです。

例えば読書。自分は本を読んで著者の考えを知り、いろいろ本を読んでいる間に考えているものだと思っています。そのため、活字中毒のごとく、常に本を持ち歩いて電車などで読んでます。

しかしながら、実際そこで読んだ内容をもとに、自分の人生の指針や優先順位、方向性についての考えが出ているかというとほとんどありませんでした。下手すると、おもしろい本だという記憶があるにもかかわらず、その内容を他の人に話せなかったりします。

私がブログを始めた理由は少しでも考えて、活字化していくことが理由です。アウトプットをすることは、ある程度考えなければできないです。

ブログにもかかわらずもっと、考える時間を今後は確保していきたいと思います。

<目次>
はじめに

第1章:ビジネスが拡大し続ける人に共通する経営思考
1. 知らないでは済まされない、間違いだらけのビジネス選び
2. ビジネスHighになる瞬間を作り続ける
3. もう半歩が1年後の未来を大きく変えていく
4. 「多展開はリスク分散になる」のウソ

第2章 今すぐ身につけたい売上1000万突破のためのマネー哲学
1. ビジネスを蝕むお金の使い方
2. 食べ物さえも投資として考える
3. 支払い上手=ビジネス上手
4. 預金残高 =独立後の余命期間

第3章: 出来る経営者に求められる一流のスピード感覚
1. 即決力は練習でどうにでもなる
2. ビジネスは未完成が丁度いい
3. なぜ、時間がない程、ハイクオリティーなものが出来るのか?
4.「追われる毎日」を「追いかける毎日」に変える

第4章: あなたの行動を邪魔する5つのブレーキ
1.【批判】一流にならなければ批判すらされない
2.【恐怖】怖いと思った瞬間、迷わず『YES』
3.【モチベーション】あなたのモチベーションを下げるスイッチ、上げるスイッチ
4.【負のスパイラル】努力するほどマイナスに陥ってしまう時の対処法
5.【こだわり】質へのこだわりを手放す

おわりに

<プロフィール>
船ヶ山哲
マーケティングコンサルタント、作家
企業のWebマスターとして、年間1000万円にも満たない会社の売上をわずか数年で10億円にまで伸ばした実績をもとに独立。
世界各国に上場企業から中小企業、個人事業主まで300社以上のクライアントを持ち、1年以内に売上を飛躍させるマーケティングと顧客が集まり続ける集客の仕組みづくりを得意としている。アナログ媒体とオンラインのクロスメディア戦略に長け、業界No1の地位を築いている。
日本とマレーシアのデュアルライフを送り、子どもの教育に力を入れており国王のご子息も通うインターナショナルスクールに通わせている。
著書に、『売り込まずにお客が殺到するネット集客法』、『大富豪から学んだ世界最強の儲けの教え』などがある。
出演メディアには、雑誌「THE21」、「経済界」、「日刊ゲンダイ」FMラジオ「シック、すっく、シュクル」。FMラジオ「船ヶ山哲のラジオセミナー」のパソナリティーを務め、インターネットラジオ「マーケティング思考」を配信中。


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