「 健康・ダイエット 」一覧

健康法、ダイエット法、地中海式料理、低糖質ダイエット、糖質制限、健康食品、サプリメント、アレルギー、ヨーグルト、油、ダイエット、味などの紹介

[健康]人間の生きられる寿命の限界はすでに限界を超えているかも?

人間は何歳まで生きれるのだろうか。誰しも一度は疑問に思う内容です。

いままでの一番の長寿でも120歳代です。でも、今後医療がもっと進んでいけば、130歳、140歳と伸びていくのでしょうか。平均寿命は年々伸びてきているのはご存知の通りです。そうなると、不老不死も夢ではない?

そんな我々の淡い期待に対して、衝撃的な英国の有名科学雑誌Natureのオンライン記事が出ています。タイトルは、Evidence for a limit to human lifespanです。人の寿命の限界のエビデンス。

この研究によると、先進国は各国ともに、平均寿命は伸び続けているが、最高年齢は1995年以降はのびるどころか、低下傾向にあると述べています。これは最高年齢だけでなく、2番め、3番目で統計をとっても同様の傾向がみられます。100歳を超えたあたりから、生存率の改善は落ちていく傾向にあります。

この結果を踏まえると、我々は長寿はどこらへんまで人生を考えておくか。120歳。かなり長いですね。


[健康]認知症予防の薬は実現するのか?東大が認知症発症前に防げるかの国際共同研究に参加

認知症の1つであるアルツハイマー型認知症は認知症の半分以上を占めます。一度、認知症になってしまうと、現状では薬剤で回復することはなく、現状できるのは、病状の悪化の遅延です。

そこで、現状求められるのは、認知症になる前の予防です。認知症の手前に、軽度認知障害(MCI)という認知度が落ち始めたが、日常生活がまだ可能なレベルがあります。あるいは、そのさらに手前にpreclinicalという、まだ症状はないが、アルツハイマー型認知症でたまるというアミロイドβが脳内にたまりはじめた状態もあります。だいたい、アルツハイマー型認知症の発症の10~20年前から蓄積しはじめます。

そのような状態で、うまく何かしらの予防につながる行動ができれば、認知症の発症を防ぐことができる可能性があります。今は、運動やら、人とのつながりやら、食事やら、サプリメントやら、有象無象のいろいろな予防法が提案されています。

それに対して、薬剤でそれが可能ではないかというのがこの東京大学が参加する国際共同研究です。

脳内で、アミロイドβの蓄積がみられた高齢者に対して、このたんぱく質を除去する薬剤を投与します。アルツハイマー型認知症では、このアミロイドβが脳内に蓄積していくので、それをこの薬剤で防ぎ、最終的には認知症を防げるのではないかというストーリーです。

この研究が成功したとしたら、生涯現役で働く人にどういう影響があるのでしょうか?認知症は発症すると、自分はもちろんのこと、周囲の家族にも大きな影響があります。とはいえ、現状で簡単に予防できるかというと、そうでもありません。認知症を発症することで、働き続けた仕事をやめなければならないことも考えられます。

何らかの方法で、脳内にアミロイドβが蓄積しつつあるとわかれば、この薬剤で予防できれば、より長く仕事を続けていける可能性がでてきます。

結果が出るのは2020年とのこと。

ではでは、また。

 


[健康]働き続けることの健康効果:認知症を予防できるのか(働き続ける効能)

生涯現役で働く意味の1つとして、生涯働き続けることでより長く健康を維持できることがあります。100歳まで生き続けたとしても、ほとんど病気でやりたいこともろくにできない状況では、全然長寿の恩恵を受けません。長寿時代を楽しく生きていくには健康を維持できることは重要です。

特に認知症は大きな病気です。自分はもちろんのこと、家族などの周囲にも大きな影響を与えます。

認知症のリアルを知りたい方は、下記の漫画をお勧めします。


ヘルプマン!(12) (イブニングコミックス)

残念ながら、認知症の1つであるアルツハイマー病になってしまうと、そこから改善することは困難です。より悪くなるのはなんとか遅延することしか現在の医療ではできません。よって、アルツハイマー病にならないように予防することは大切です。

では、仕事を続けることは、認知症予防につながるのでしょうか?仕事をすることで、人とのつながりを保てるし、いろいろ考えなければならないので、認知症予防にもなりそうな気がします。

欧州の疫学学術雑誌にフランスの自営業者についての研究があります。2010年待つまでに生きていて、すでに引退している自営業者429,803人のデータについて、認知症の発症との関連を調査しました。認知症の有病率は2.65%とのことです。

この研究結果によると、自営業者の引退年齢が高ければ高いほど、認知症発症のリスクが低下します。すなわち、自営業者は働き続けた方が認知症は発症しにくくなります。

他の職業に当てはまるかは検証が必要ですが、やはり、働き続けることで病気が予防できるという直感的に正しそうなことは、データでも裏付けられる内容です。

働き続けて、長く健康でいたいですね。


[健康]生涯現役のために予防したい認知症。認知症になりにく職業は何か?

[対象読者]生涯現役で働くために、認知症の知識を得たい人

アルツハイマー病の世界的な学会であるAAIC2016(Alzheimer’s Association International Conference 2016)の研究結果によると、仕事によりアルツハイマー病になりやすいさがあることが報告されています。

アルツハイマー病は抜本的な治療薬がないのが現状です。(前記事「認知症予防の薬は実現するのか?東大が認知症発症前に防げるかの国際共同研究に参加」も参照)。現状では、アルツハイマー病の進行を遅らせることしかできず、いかに早い段階から予防を行っていくことが大切です。周りに認知症の方がいる人はわかりますが、非常に周りに大きな負担をかけます。

認知症のリアルを知りたい方は、下記の漫画をお勧めします。


ヘルプマン!(12) (イブニングコミックス)

前置きはさておき、AAIC2016の報告によると、データを扱う仕事や肉体労働をしている人よりも、他の人といっしょに働くことが、認知症予防に重要とのことです。

この結果を考えると、黙々と一人作業を続けるような仕事ではなく、多くの人とコミュニケーションしたりする職業を今後選んでいくことが認知症予防に繋がる可能性があります。

 


[健康・ダイエット法]コーヒーといっしょなら確かに飲めるココナッツオイル(おすすめダイエット食)

ココナッツオイルとコーヒーは合うかも(ダイエット)

[想定読者]ココナッツオイルの独特の味が苦手な人

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

最近、この本読んで、ダイエットしている人が結構いて、びっくりです。

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

MCTオイルとココナッツオイル購入

自分もこの本読んで、スーパーではじめてMCTオイルとココナッツオイルを買いました。MCTオイルの記事はこちらを参照してください。
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ココナッツオイルを使ってみて

その時、ココナッツオイルを使ってみて、独特の味でとても使えないなと思いました。

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それからずっとMCTオイルを愛用していました。痩せたかどうかは別にして。

ココナッツオイルをコーヒーに入れる

知り合いにココナッツオイルは独特の風味があって、使えないんだよね。と言ったら、完全無欠コーヒーみたいに、コーヒーに入れてがぶがぶ飲んでいるよと聞いたのでやってみました。

コーヒーといっても、ちゃんとしたやつではなく、これ。

確かに飲んでみると、コーヒーの苦味に対して、ココナッツオイルの独特の風味はあっているかもしれません。少なくとも、これならば、飲めないレベルではありません。痩せるかは知りませんが。

ぜひ、ココナッツオイルが苦手だけど、使いたい人は試してみるといいかも。


[書評]糖質制限で注目のケトン体とは何か?妊婦での役割を知る「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか」(おすすめ糖質制限本読書感想)

ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか (光文社新書)

ケトン体というのは、先ほども少し触れましたが、ヒトが糖質を摂取しなかったときに、脂肪を分解して栄養にする代謝に変わって、そのときに出てくるものです。

宗田哲男先生は千葉県市原市にクリニックを構える産科医です。多くの妊婦の患者さん、特に妊娠期に糖尿病を発症してしまう妊娠糖尿病の患者さんをみてきた経験から本書を執筆されています。

ケトン体という脂肪分解と関わる物質に着目されて、この妊娠糖尿病という疾患について考察しています。妊婦や糖尿病患者の内容になっていますが、糖質制限、ダイエットの基盤的知識としても有用ではないかと思います。

食事管理よりも薬剤重視の妊娠糖尿病

宗田哲夫先生は妊娠糖尿病の食事管理についての学会での出来事や薬剤措置について、次のように述べています。

日本糖尿病学会・妊娠学会は、じつは参加者のほとんどが、産科医ではなく糖尿病内科医の学会でした。ですから、「普通の大きさで産む」とか「正常経膣分娩ができる」ということに価値観を持つというよりも、「薬剤を使っていかに管理するか」を来そうような学会なのです。
私のように、「食事で管理ができて、すべてうまくいってしまう」なんていうやり方は、医者のしごとではなく管理栄養士の分野だとでも言いたいのでした。「糖尿病の原因は食べ物である」という私の考えに対して、彼らは、「そんなことよりも、もう糖尿病の優れた薬がたくさん発明されているのだから、それをどうにかうまく使いこなして結果を出すんだ」ということにしか関心がないように見えました。

(中略)

後の章(第7章)で考えますが、妊娠糖尿病というのは不思議な病気です。
妊娠してから糖尿病とわかると、たいていは産科から内科に紹介されて内科管理に入ります。内科では、食事療法での管理が無理だとなると、インスリンを開始します。
するとご存知のように、インスリンは「肥満ホルモン」(インスリンは血糖を下げると同時に中性脂肪として蓄える働きを活性化し、また中性脂肪を分解する働きを抑制させます)ですから、肥満とインスリン増加との闘いが始まります。

前半部の内容で、宗田哲夫先生が糖尿病関連学会のメンバーから冷たい扱いを受けてきたことがわかります。基本的に、医者は栄養学に関する知識は貧弱で、栄養学は管理栄養士などのスタッフが中心に対応するのが今の現状です。

ただ、管理栄養士はあくまで医師の指示のもとに、その指示にあった栄養管理を行っていくことが一般的なので、患者さんに対して踏み込んだ新しい栄養管理は難しいです。(先進的な医療機関では、もう違うかもしれません。栄養士から医師に意見するとか。あまり少なそうな気もするが実態は不明)

薬剤療法になると、インスリンを開始するが、それによって太ってしまいます。太ると当然糖尿病にもネガティブです。薬剤治療しているが、それ自体も悪化のリスクを抱えるという不思議な状況になるとのことです。

食事バランスの根拠はないことを学会でも認めている

宗田哲夫先生は、食事栄養バランスについて、次のように述べています。

ではこの食事バランスにはエビデンス、根拠はあるのかというと、じつは日本糖尿病学会でも、これには根拠がないということを認めているのです。それでは、この栄養比率はいったいどうやって決められたのでしょうか?
ある雑誌(『Tarzan』マガジンハウス)のインタビューで、日本糖尿病学会の食事療法担当理事である、東京慈恵会医科大学教授・宇都宮一典氏がこう証言しています。

「3大栄養素の最適な栄養摂取比率を決めるエビデンスは乏しいのが現状ですが、日本人の食習慣こそがエビデンスだと私は思います」
この程度の理由で、すべての栄養指導の根幹になる栄養比率が決められているのです。しかしこの比率はどう見ても糖質過多であって、先にも触れましたように、まだ「炭水化物:タンパク質:脂肪」が「1:1:1」とでもしたほうが、体にとってはよっぽどましな比率なのです。

最適な栄養摂取比率の根拠が、日本人の食習慣だというのは初めて知りました。日本人の食習慣とはいつの時代のものでしょうか。

過去記事([書評]昔の日本の長寿の食生活がわかる「日本の長寿村・短命村」)にも書きましたが、戦前前後当たりの食事というものは、地域によって結構異なるものでした。米ばかりを食べている村は短命とかで、米を食べない長寿村も結構あります。そうすると、米という日本の基本的な食べ物と思われているものすら、日本人の伝統的な食習慣か怪しい状況です。

日本人の伝統的食習慣ほど、すごく我々は知っていると思い込んでいるが、実はあまりわかっていないものの1つかもしれません。

妊娠糖尿病の原因の仮説は糖質過多

宗田哲夫先生は、原因不明の妊娠糖尿病の原因の仮説について、次のように述べています。

そして、どの学会の定義でも、じつは「なぜ妊婦は妊娠糖尿病になるのか」の原因はわかっていないのです!私はこの原因として、次のような仮説を考えます。

妊娠糖尿病は、妊娠母体が「糖質を拒否」している病態である。
同時に「タンパク質と脂質を要求」している。
これに気づかずに、妊婦が糖質過多の食生活を送るために、病気が発症してします。

大胆な仮説だと思いますが、おもしろいと思います。これですべての妊娠糖尿病を説明できるわけではないと思いますが、これまでの糖質制限の方向性と考え方が一致します。

最適な食事バランスは何かは、体が何を要求しているかから知るという考えもあります。ケトン体の血中濃度は妊婦で高くなってということです。そして、そのケトン体が胎児のエネルギー源になっているとのことです。

妊婦でケトン体が高くなっているということは、ケトン体を欲していることなのではないかということも考えられます。ケトン体は糖質制限の状態で脂肪を分解した時にできるというものなので、糖質を減らして、脂質を欲していると読み替えることができます。

本書で感じたこと

自分が栄養として本当に欲しているのはなんだろうということを考えさせられました。今、自分が足りないものと考えると、世の中で植え付けられた栄養学・健康の知識と日々食べてるものを考えて、これが足りないなと無意識に判断しているような気がします。

本来栄養素が足りなくなると自然とそれを補う食べ方をするという考えがあります。知識のバイスなしに、本当の自分のカラダの声を聞ける方法があればいいのになと思います。


ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか (光文社新書)

著者:宗田 哲男
出版社:光文社
発売日:2015/11/17
ケトン体、糖質制限、妊娠糖尿病

<目次>
序章 本書で伝えたいことのあらかじめのまとめ
第1章 私が糖尿病になったころ
第2章 妊婦の糖尿病に、はじめての糖質制限
第3章 ケトン体物語・前編―学会での非難から、新発見へ
第4章 ケトン体物語・中編―さらに勇気ある妊婦の登場!
第5章 ケトン体物語・後編―こんなにすごい「ケトン体エンジン」
第6章 栄養学の常識は、じつは間違っている!
第7章 妊娠糖尿病とはいったい何か―妊娠期の人体が教えてくれること
第8章 さらば、白米幻想!
第9章 学会というおかしな世界―糖質制限批判を考える
第10章 「たくましき妊婦たち」と「ケトン体」が日本を救う!“体験談”
最終章 ケトン体がつくる未来

<著者紹介>
宗田哲男[ムネタテツオ]
1947年千葉県生まれ。1965年北海道大学理学部地質学鉱物学科入学。卒業後は国際航業に入社、地質調査などに従事。1973年帝京大学医学部入学。卒業後は小豆沢病院、立川相互病院勤務を経て、千葉県市原市に宗田マタニティクリニック開院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



[書評]実はダイエットにはカロリーを減らすより脂肪をとることが重要「やせたければ脂肪をたくさんとりなさい ダイエットにまつわる20の落とし穴」(おすすめダイエット本読書感想)

やせたければ脂肪をたくさんとりなさい ダイエットにまつわる20の落とし穴

なにしろ私たちはこれまで、肥満の原因とその治療法について、体脂肪がつくのは燃やすより多くのカロリーを摂取するからであり、解決策はとにかく食べる量を減らして運動量を増やし、バランスを正すことだ、と信じてきたのですから。しかし、私は20年以上医師として仕事をしてきて、決意も自制心もしっかりしているのに、「やるべきこと」をやっても体重の問題を解決できそうにない人を、数えきれないほどたくさん見てきました。

ブリファジョン先生は、イギリスの医師で、食事療法の第一人者です。本書はイギリスでベストセラー入りしたダイエット本です。多くの人が陥りががちなダイエットの間違いを徹底的に検証しています。

ダイエットはカロリーを減らせばそれでよいと思っている方は一読の価値があるのではないでしょうか

カロリー制限はカラダの中のエネルギーを燃やしにくくする

ブリファジョン先生は、一般的なダイエット法だと思われているカロリー制限について、次のように述べています。

食事制限によって減る体重は、長期的には2キロ程度である。

(中略)

つまり、カロリー制限をすることで代謝率が下がり、そのせいで私たちの体内の「火」が食べ物を効率的に燃やしにくくなる可能性もあるのでは?

(中略)

カロリーが不足しているとき、体は一致団結し、代謝にブレーキをかけることによってエネルギーを節約しようとすることは明らかです。

カロリーの摂取と消費のバランスこそが、ダイエットのすべてだと我々は考えがちです。しかしながら、ブリファジョン先生は、カロリーを減らすことによって、カラダがエネルギーを節約するようになり、それでは体重は減らないと述べています。減ってもせいぜい2キロ程度だと言っています。

確かに、自分の経験からも2キロ減らすのは比較的簡単ですが、それ以上減らすのはなかなか難しい経験があります。もちろん、長期にわたって減らし続ければ減るかもしれませんが、なかなかそこまで忍耐が続かないのも事実です。

ブリファジョン先生の提案から考えると、カロリーは維持しながらも、糖質を減らしていくのがダイエットの速道なのではないでしょうか。

低カロリー食は栄養不足でダイエットしにくくする

ブリファジョン先生は、さらにカロリー制限の問題点を、栄養不足の観点から次のように述べています。

低カロリー食のもうひとつの落とし穴は、最終的に必須栄養素が不足するおそれがあることです。

(中略)

理論上、カロリーを制限した食事は栄養不足につながり、それが代謝を失速させて、このダイエット法に見られる期待はずれの結果を生むのです。

(中略)

食事構成を脂質とタンパク質中心に変更すると、カロリー摂取用が増えても、ほとんどの被験者で体重が減少したのです。

カロリーを制限しようとすると、食べる量そのものを減らしがちです。おいしいお肉を食べるのを我慢するとか。そうすると、本来必要とする必須栄養素が足りなくなる可能性があります。その栄養不足自体が、代謝を下げて、痩せにくくなることをブリファジョン先生は述べています。

食事構成としては、やはり、脂質とタンパク質を中心にしていくことがダイエットの速道です。

本書で感じたこと

これまで漠然と、いかにカロリーを減らすことが重要だと考えていました。また、糖質制限の考え方においても、糖質を減らすことだけが重要であると考えていました。糖質以外からカロリーをとることで、カラダをエネルギー節約モードにしないことも重要です。たんぱく質は十分に摂取しているので、脂質を以前取り上げたMCTオイルなど他のものからとっていくことを考えていきたいです。


やせたければ脂肪をたくさんとりなさい ダイエットにまつわる20の落とし穴

著者:ジョン・ブリファ(著),江部康二(監修),夏井 睦(監修), 大田直子(翻訳)
出版社:朝日新聞出版
発売日:2014/8/7
ダイエット、脂肪、食事

<目次>
食事制限によるダイエットはうまくいかない
カロリー制限は減量を失速させる
カロリー制限は病気にかかりやすくなる
低脂肪食は減量に効果なし
体重はカロリーの数値だけでは決まらない
炭水化物で満腹感は得られない
肥満の原因は「頭のなか」にある
低炭水化物は減量効果が高い
新入りの栄養素が私たちを不健康にしている
食事脂肪は健康に不可欠
コレステロール値が下がると死亡リスクが上がる
穀物は栄養価がきわめて低い
人口甘味料は肥満の原因になる
乳製品は骨の健康に役立たない
間食はしてもかまわない
食べていいもの、いけないもの
飲んでいいもの、いけないもの
食べすぎは問題にならない
有酸素運動は減量に効果なし
定常的運動より間欠的運動がいい

<著者紹介>
ブリファ,ジョン[ブリファ,ジョン] [Briffa,John]
イギリス在住の医師。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン医学部卒業。食事療法、体重管理、健康の第一人者。コラムニストとして、『デイリー・メール』『タイムズ』『テレグラフ』などの新聞や雑誌に寄稿している。イギリスの年間最優秀健康ジャーナリスト賞を受賞。職場の福利および有効性(エフェクティブネス)の専門家として、講演や講義も定期的に行っている



[書評]糖質制限の最新の知見をわかりやすく学ぶ「糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべて」(食事療法本読書感想)

糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべて (幻冬舎新書)

その数年後、2008年の『ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』という医学雑誌に掲載された、あなかがすいたら鶏肉を食べなさいという内容の、カロリー無制限の糖質制限食が一番糖尿病患者の血糖管理をよくしていたという論文(N Engl J Med.2008,359,229-241)に私は驚愕しました。(中略)

食事の脂質比率が高いほど、逆に血中中性脂肪が下がりやすくなるという論文(J Clin Lipido 2009,3,19-32)に私は驚愕しました。

山田悟先生は、北里大学北里研究所病院糖尿病センター長で、糖尿病、糖質の領域での一流の専門家です。その先生が糖質制限・脂質制限・たんぱく質制限について、わかりやすく解説しているのがこの本です。

世の中は、御存知の通り、生活習慣病(特に糖尿病、高血圧、脂質異常症)が激増している状況です。40歳以上の3分の1が血糖異常者ということが知られています。血糖異常を防ぐためには、血糖値を上げる唯一の原因、糖質のコントロールしかなく、それについてわかりやすく説明しています。

また、それを実現するための、ロカボという新しい食事法を提案しています。医師の専門家が書かれた本で、最新の研究エビデンスを引きながら、説明しているので、信頼度は高いと思います。

油を控えることは意味がない

山田悟先鋭は脂質(油)の制限に関する学会の変化について、次のように述べています。

かつて糖尿病の治療には、脂質制限が有効だと信じられていました。しかし今ではその意味は完全に消え失せました。脂質制限が無効だということは、アメリカの2015年盤『食事摂取基準』にも書かれています。 (中略)

アメリカの雑誌『タイム』は、2014年6月23日号の表紙で「イートバター=バターを食べろ」と大きく打ち出しました。 (中略)

とにかく、健康のために食べられる油を控えるべきだという考え方は、一般に疑われることもなく、長く信じられてきました。ところが21世紀になってからの様々なデータは、たとえ食べる油を控えたとしても、血液中の脂質の指数は良くならないし、食べるコレステロールを控えても血液中のコレステロール値は下がらないということを、明らかにしてきました。そしてついに、意味がないなら控えなくてよい、という2014年のタイムの特集となったわけです。

これまで、ずっと油はすべて脂肪に変わる。油は心血管イベントにつながる。コレステロールが高いからコレステロールを控えないといけない。そう教えられてきました。それがここ数年でそうではないということが研究レベルではなく、学会のガイドラインレベルで示されてきています。

いかに、栄養学という分野が難しいかを物語っています。我々が知っている栄養の常識は本当に正しいのでしょうか。世の中の権威が言っていても、本当かどうかはよく考えた方が良いかもしれません。

たんぱく質を制限するのも意味がない

山田悟先生は、脂質だけでなく、たんぱく質も次のように述べています。

確かに2008年まではアメリカ糖尿病学会のガイドラインでも「腎臓を保護したかったら、たんぱく質を制限しなさい」といわれていました。

しかし、2013年には「たんぱく質の制限はしてはいけません。なぜなら制限しても何もいいことがないからです」となりました。このあまりにも急激な変化に、戸惑われるのも無理もありません。この10年間で、油についても糖質についてもたんぱく質についても、それまで常識だと思われていたことが軒並み打ち消され、正反対になりました。これが今の栄養学です。

脂質だけでんく、たんぱく質の栄養学も変わろうとしています。三大栄養素は炭水化物(糖質+食物繊維)、たんぱく質、脂質ですので、この主要な栄養素の概念が変わってきています。

脂質も制限する意味がない、たんぱく質を制限する意味がないということで、これらを十分にとりながら、糖質を制限していくというのが糖尿病において(おそらくダイエットにもおいても)重要なことなんではないかと思います。

万人向けの理想的な栄養バランスなんて存在しない

山田悟先生は栄養バランスについて、次のように述べています。。

たったひとつ言えることは、医療従事者が「バランス良く食べましょう」という言葉を使ってはいけないということです。それを言った瞬間に「じゃあ、良いバランスって具体的にどういうものですか?」と問われます。それに明快に答えるだけの根拠をその人は準備していなければなりません。本人が自分にとって良い栄養バランスを考えるのはいいのですが、医療従事者が万人に向かって提唱できる「理想的な栄養バランス」というものは存在しないと私は考えています。

我々は食事摂取において、栄養バランスのよい食事をとりましょうと刷り込まれてきました。栄養バランスのよい食事をとるという概念は正しいとは思いますが、一方で、理想的な栄養バランスなんてものは、一般論としてはないということになってしまいます。

では、どうしていけばよいのでしょうか。非常に難しい問題ですが、結局のところ、自分の体に聞いてみるしかないと思います。中長期的な疾患リスクを測ることは難しいですが、体重などの変化はできますので、どういう食生活の時に体重どうか、体調はどうか、といったものを見ながら、自分にとっての理想的なバランスを自ら考えていくしかないのかもしれません。(それが正しいという保証もないですが)。

ただ、そういったことができる人は相当に健康意識が高い人のみなので、現実、多くの健康意識が低い人が理想的な栄養バランスをもとに食べていくことは不可能かもしれません。

本書で感じたこと

栄養学って本当に難しいというのが、今回この本を読んだ率直な感想です。一応はそれなりにデータに裏付けられた正しいことも、時間が経つと実は間違っているということが証明される可能性がある分野です。

栄養学は社会学的な要素が強いため、常に論争につぐ論争を一生続けていく分野かもしれません。その中で、常に自分の栄養学の考えというものを持って、健康やダイエットに励みたいと思います。


糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべ て (幻冬舎新書)

著者:山田 悟
出版社:幻冬舎
発売日:2015/11/12
糖質制限、ロカボ、糖尿病

<目次>
第1章 日本人の体に起きている異変
第2章 黒が白になった栄養学の激変
第3章 カロリー制限は意味がない
第4章 緩やかな糖質制限=ロカボが人類を救う
第5章 ロカボ生活をはじめよう
第6章 疑問にお答えします
<著者紹介>
山田悟[ヤマダサトル]
1970年東京都生まれ。北里大学北里研究所病院糖尿病センター長。日々一三〇〇人の患者と向き合いながら、食べる喜びが損なわれる糖尿病治療において、いかにQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を上げていけるかを追求。13年11月14日に、緩やかな糖質制限食=ロカボの考え方を普及させ、作り手にも食べる側にも、より良い社会の実現を目指す、一般社団法人食・楽・健康協会を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



[健康食品など]ダイエット効果が高いと噂のMCT(中鎖脂肪酸油)オイル(おすすめダイエット食)

ダイエットとMCTオイル

今回は健康によさげな噂がある食品の記事です。MCT(中鎖脂肪酸油)オイルです。最近太りすぎなので、アマゾンで買ってみました。

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MCTオイルの名前は、シリコンバレー式 自分を変える最強の食事という本を読んで始めて知りました。この本では、脂肪として、ギーというバターとかを勧めています。ただ、なんか味に癖がありそうで(私は食べたことはないです)、その次ぐらいによさそうなMCTオイルの出番です。

MCTオイルは、普通の植物油と比較して、「消化・吸収がよい」「エネルギーになりやすい」という特長を持っています。要するに、エネルギーになりやすい油です。

ダイエットによいロジックとしては、まずは糖質制限の考えがあります。糖質を抑えることで体重減少になることはいろいろな本で書かれています。

ただし、糖質を抑えると摂取するカロリー自体も減ってしまいます。そうすると、体に防衛本能が働き、なかなか体の脂肪が燃えるモードにならないのではないかという説があります。そこで、糖質を抑えた分、脂質で補うという方法が考えられます。

ただ、補うといっても通常の油に置き換えたら、体がもっと悪くなってしまうかもしれません。そこで、MCTオイルというとてもエネルギーになりやすい油を飲んで、すぐに燃焼させてしまうという方法があります。

脂質が燃焼する時はケトン体の代謝経路をとるようで、脂質が燃えやすいモードに体がなります。よって、筋肉とか重要なところではなく、脂肪そのものが燃やされていきます。

自分はだいたい豆乳に大さじ2杯ぐらい入れて飲んでいます。なんとか痩せられるようがんばりたいです。(自分がこれで痩せたわけではないので、結果無保証)

日清 MCTオイル 450g


[健康食品など]たんぱく質が濃縮されたヘルシーでおいしいギリシャヨーグルト(健康食紹介)

ギリシャヨーグル

ギリシャヨーグルト

たまにはかたい書評やビジネスの話はおいておいて、軽い食品ネタでも書きます。

ギリシャヨーグルト。某安売りスーパーに行くまでその名を知りませんでした。某スーパーで1個500円で売っていて衝撃を受けました。カスピ海ヨーグルトでさえ、200円ちょっとで変えるのに、ほぼ量は同じで価格が2倍とは。

ギリシャヨーグルトの特徴は一般的なヨーグルトに比べて濃厚でクリーミーということです。アテネオリンピックぐらいから欧米で人気がではじめて、アイスクリームやチーズの代わりにヘルシーな食べ物として食べるとのことです。

また、料理でも、生クリームやクリームチーズ、マヨネーズの代わりとして使うとヘルシーな料理ができあがりとのこと。どれも私は使わないな。

開けてみるとこんな感じ。500円のヨーグルトなんて、貧民の私にはもったいない。

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ギリシャヨーグルトの歴史は紀元前までさかのぼるとか。遊牧民によって広く作られたようです。やはり乳製品は羊とか買っていた遊牧民の歴史と関係が深そうですね。

“水切り製法”という特別な方法で作るということです。その方法により、余分な水分や乳清が除去されるとのことです。そのため、たんぱく質が濃縮され、糖質は抜けるということで、低糖質ダイエットにはよさそうです。

良質なたんぱく質をしっかりとっていくことが栄養的には大事ですよね。糖質をおさえてさらにダイエット。

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ギリシャといえば、地中海食。地中海式ダイエットはダイエット食として、低カロリー食や低脂肪食よりも、体重低下があって、かつ、リバウンドが少ないことが報告されています。また、ギリシャの平均年齢は日本よりは低いですが80歳以上あります。欧米の中では長寿国の1つです。

そんな国のギリシャヨーグルトを一度食べてみるのもよいと思います。本当においしかった。高くて貧民にはコンスタントには買えませんが。

 

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